庭にかまくら登場!~夜な夜なFacebookでの再会~ ― 2012/02/09 22:28
〔仕事から帰宅すると、庭に巨大な?かまくら出現していた。
中三の長女とその友達、そして小五の次男が作ったらしい。ろうそくを用意して、かまくらに灯りをともしていた。
〔最近、Facebookをやり始めたが、〕
もしやと思って大学時代の友人を検索したら、なんとヒットした。
彼女は、私の二つ年下の大学時代の部活の友人(後輩ともいう)、現在、アメリカに住んでいて、現地の方と結婚された。そして、子どもさんが二人・・・ここまで話すと、普通の国際結婚に聞こえるが、彼女は実に数奇な運命をたどられた人だ。
〔大学時代、〕
ご両親の突然の離婚で大学を中退することになる。その後、お母さんのレストランを手伝いながら生活するも、すぐに交通事故に遭い、頚椎損傷し車椅子生活になる。火事に遭う、信頼していた友人に裏切られるなどなどのいわゆる「不幸」を経験。
〔でも、彼女は負けなかった。〕
車いすで国内は勿論、海外にもたびたび出て行った。手に軍手、肘と膝にサポーターをして石鎚山(四国に住まわれていた)に腕だけで登山。その頃の彼女の握力は、両手ともに10Kgに満たなかった。
当時は珍しい、障害を持つ人、心の傷ついた人が集まり、劇団を作る、会報を出す、握力のない手で、ひとつずつ手書きのあて先を書く。海外では、貧しい人々、障害を持つ人達を訪ねて交流した。
〔その彼女があるとき、〕
アメリカに行き、そこで知り合った男性と結婚した。当時は、まだ車いすだった。
そう、つまり彼女は、アメリカで暮らし始め、リハビリを重ね、遂に昔のように歩けるようになった。好きだったバドミントンを再開し、アメリカでの大会に優勝もした(どんな規模の大会かは憶えていないが)。
奇跡としかいいようがなかった。なぜ、どうして?
ずっと聞きたいと思っていた。
〔13年前だったか、〕
彼女がひょっこり日本に帰国し、金沢に来てくれたことがあった。二人の子どもを連れて。てっきり車いすと思ったら・・・・何が起きたのか、俄かにわからなくて・・・・。夢かと思った。立位だった。二人の子ども達の手をしっかりと引いて。
その彼女とFacebookで交信できたのだ。
〔今、彼女はアリゾナ州で〕
日本食レストランを経営している。変わらず、ポジティブで生来の明るさは変わらないようだ。
〔彼女の生き方を見ていると、〕
自分の人生がなんと陳腐に思えることか。しかし、また彼女のパワーに触れることになれる喜びもこみ上げてきた。Facebookに思い切り感謝したい。
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